リビングダイニング。もともとあったアンティークのテーブルに、紫色のイスをコーディネート。上質な空間を創り出す中心色として機能します。
エディター＆ライターである奥様の仕事場はリビングキッチンの一郭に。スクリーンを下ろせば、仕事中でも気軽に来客を迎えられます。
グレーブラウンを基調にしたカーテンには、わずかにブルーグリーンをいれたレースのカーテン、お揃いのクッションを合わせ、床や家具類のブラウンと紫の構成に、ナチュラルな癒しを添えています。
プライベート空間である寝室にも、さりげなく紫を取り入れて、住空間全体をトータルにカラーコントロールしています。
暮らしの場はモデルルームではありません。洗面所の棚はロールカーテンで遮蔽。緑をポイントカラーにしました。
モノとモノ、色と色。一つひとつをつなぎあわせ、関係づけていくことで、愛しい空間が生まれます。
Works詳細:
- Release Date: 2015/10/10
- Client: Kさま
- Copyright: All Rights Reserved
Works概要:
お客様の課題
部屋にモノがあふれている。
仕事と生活の空間をうまく両立させたい。
質感のある住空間にしたい。
ヨーロピアンもアジアンも好き、
さまざまなシーンに合う空間にしたい。
arte cite note
閑静な住宅地である松濤のマンションに住まわれるのは、ディンクスのお二人。条件に恵まれたマンションですが、お互いの多忙にまぎれ、部屋の使い勝手は後まわしにされがちでした。
今回は、住居空間としてのゆとりやくつろぎを楽しみながら、おもてなしや、打ち合わせなどにも活かせる空間が課題でした。
K邸の「暮らしデザイン」は、モノの整理から。お客様のお気に入りのモノを選び残すことによって理想としている暮らしが見い出せます。リビングダイニングを上質な空間にしているアンティークのダイニングテーブルは、モノがうず高く積まれた部屋の隅に眠っていたもの。このテーブルに、「紫」色の４脚のイスを合わせました。紫色は、冒険と感じられたようですが、渋めのウッドブラウンなどと合わせた時に、シックな高級感を演出し、洋にも和にも合うテイストを発揮します。カーテンなどのカラートーンの統一も大切です。すでにお持ちのお気に入りのモノたち、壁面や床面の関係をていねいにつなげながら、大人がくつろげる空間を創りあげています。
