町民の生活を支える農協が撤退、農協に代わる施設を効果的に機能させたい。
瀟洒なマンションに4人暮らしのご一家。人が集えて、家族がのびのびできる部屋造りと、食器選びをご依頼いただきました。
北部・西部を南アルプスの赤石山脈、東部を櫛形山系、南部を身延山地に囲まれた山間の町は、面積の約96%が山林で、急峻な地形に40ほどの集落が点在しています。農協は細長く伸びた町のほぼ中央に位置し、町民が日用品を購入する身近な直売所でもありました。
再生にあたり、町民だけでなく、町外で暮らすようになっている子や孫、観光客にとっても魅力のあるコミュニティ拠点にすることを提案。直売所には、町民の生活を支える日用品や野菜・果物に加え、観光客に向けて早川町特産品を導入、ここを訪れる人々が買い物だけでなく、ホッとひと息つけるような空間、ギャラリー&カフェの併設を計画しました。
合わせて、町がもともと持っている魅力を俯瞰し、町外へ向けてのPR戦略に、「日本一人口の少ないまち早川町」をキャッチフレーズとして提示しました。